壁に背中をつけ、足を肩幅に開いて立ちます。ここでも目を閉じて3回、深呼吸をして、上半身の力を抜きましょう。ゆっくり目を開けて、横から姿勢のゆがみがないかをチェックします。
鏡で見づらい場合は、スマホで撮影するといいでしょう。
この2つの方法でチェックをすれば、自分の姿勢の状態がわかります。ただ、完全に左右対称というケースはとても少ないので安心してください。
チェック結果を参考に、できるだけ正しい姿勢を意識してみましょう。
「背骨の動き」を感じてみよう
人間の骨格は、大まかに言うと、上から「頭蓋骨→頸椎7本→胸椎12本→腰椎5本→仙骨・骨盤→大腿骨→下腿骨→足関節」という順に並んでおり、身体を動かすときには背骨が一緒に動いています。そして、背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙椎の連なりによって成り立っています。
たとえば、首を横に振るように顔を左右に向けると、頸椎を軸として首が動いているのがわかると思います。「うんうん」と、うなずく動作をするときは、頸椎と胸椎が一緒に動いています。
座っているときは、骨盤と背骨でバランスをとって、姿勢を保っています。
このように、身体を動かすときには常に背骨も一緒に動いていますが、もしかしたら背骨を意識したことがない方にはわかりづらいかもしれません。
背骨は自律神経の通り道でもあるので、背骨がゆがんでいたり動きが悪くなっていたりすると、神経のはたらきが邪魔されてしまいます。


















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