医師が教える「自律神経が乱れ続ける」意外な性格→「あなたは乱れてる?」判断する簡単な方法

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

また、頑張りすぎて心の負担や緊張が大きい状態が続くのも、交感神経がはたらきっぱなしになってしまうため、気づいたときには何かしらの不調につながっていることが多いです。

今、あなたは、毎日の生活に何パーセントのエネルギーを注いでいるでしょうか?

100%の状態を理想としていると、どうしてもそこに近づけようと頑張りすぎてしまいます。

試験勉強で100点を取らないといけない場合、一問も間違えられないと思うとかなり緊張しますよね。

私たちの生活も同じです。100点を目指すと余裕がなくなり、交感神経が優位な状態が続いてしまいます

70点くらい取ればOK」という考え方に変えてみましょう。

ずいぶんと気が楽になると思いませんか?

不調を抱えている人こそ、自律神経に負担をかけすぎないためには「何事も60~70%くらいで大丈夫」と思っていただいてOKです。完璧なのも素敵なことですが、完璧を目指して疲れ果ててしまっては元も子もありません。常に少し余裕を持つことがポイントです。

まずは「ふぅー」っとゆっくり息を吐いてみよう

みなさんは、普段どのように呼吸をしているでしょうか?

自律神経は呼吸がすべて」と言っても過言ではないくらい、正しく呼吸をすることは重要です。

正しい呼吸というのは、ここでは「胸郭(きょうかく)がしっかり動いており、深くて緊張が少ない呼吸」としましょう。それが、本来の自分の身体にとって、楽な呼吸です。

呼吸というと、肺のイメージが強いかもしれません。肺がふくらんだりしぼんだりしているのは事実ですが、そうなるためには、胸骨・肋骨・胸椎、横隔膜(おうかくまく)、それらを動かす筋肉が連動しています。

呼吸に意識を集中してみると、肋骨や背骨、お腹などが動いているのを感じられるでしょう。

ただ一方で、現代人は呼吸が浅く、うまく酸素を取り込めていない人が大半を占めています。デスクワークやスマホの使用が増え、座りっぱなしやうつむき姿勢が当たり前になっているのが大きな要因です。

次ページ呼吸で自律神経を自在に操る
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事