「引っ越してきたときは"田舎だなぁ"って」「隣に健康麻雀」…かつて「5号地」と呼ばれたタワマンの聖地へ、激変した街で団地民がこぼした本音

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豊洲
豊洲駅付近からの風景(筆者撮影)
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あっちにもタワマン、こっちにもタワマン。気付けば日本の街はタワマンだらけになった。

それもそのはず。タワマンは2024年末時点で全国に1561棟もあるという。その土地の生活、景観、価値を大きく変えてしまうタワマンだが、足元には地元の人たちの生活圏がいまも広がっている。縦に伸びるタワマンではなく、横に広がる街に注目し、「タワマンだけじゃない街」の姿をリポートする。

今回は豊洲市場を抱える豊洲地区を歩いた。タワマンだけの街――。そんな印象しかなかったのだが、歩いてみると、まったく知らない魅力があった。

江東区にできる新しい地下鉄駅

豊洲と聞いて最初に思い浮かぶのはやはり「豊洲市場(東京都江東区豊洲6-6-1)」だ。しかし、2018年(平成30年10月11日)に中央区の築地からこの市場が移転するまで、私は豊洲という場所を意識したことは正直なかった。ただぼんやりと、「タワマンが多い街なんだろうな」くらいなものだ。

豊洲市場(筆者撮影)
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