今年30周年の人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』 全国の「聖地」を改めて"巡礼してみた"結果

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続いて紹介するのは、東海道新幹線の掛川駅から天竜浜名湖鉄道に乗って約50分、静岡県浜松市北部にある「天竜二俣駅」です。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では、「第3村」という「ニアサードインパクトの避難民村」のモデルとなった駅といわれ、以来「エヴァ」の聖地として愛される場所となりました。

ここは、第3セクターの鉄道会社である天竜浜名湖鉄道の本社がある拠点。構内は広く、運転区や車庫も併設されており、中でも特徴のある施設が、機関車が方向転換する「転車台」です。国の登録有形文化財に指定されており、隣接する建物も作品に登場します。

この「転車台」は、天竜浜名湖鉄道による見学ツアーが実施され、実際に見学することが可能です。

天竜二俣駅
味わいのあるレトロ駅舎が魅力的な「天竜二俣駅」(筆者撮影)
天竜二俣駅
「エヴァ」のパネルが設置されています(筆者撮影)

『ゆるキャン△』ファンも歓喜

天竜二俣駅は、1940年(昭和15年)に国鉄二俣線の「遠江二俣駅」として開業しました。1987年に天竜浜名湖鉄道に移管され、駅名も現在の天竜二俣駅に改称。駅舎の建物や構内は国鉄時代のものが多く残っており、レトロな雰囲気を味わえることから、「エヴァ」の聖地としてだけでなく、訪れる人を楽しませてくれています。

また、同駅はアニメ『ゆるキャン△』の聖地としても知られていて、駅にはどちらの作品のファンも喜ばせる仕掛けが満載です。

天竜二俣駅
次々大人気アニメの舞台となった「天竜二俣駅」(筆者撮影)
天竜二俣駅
アニメ『ゆるキャン△』の聖地でもあります(筆者撮影)

天竜二俣駅から天竜川を渡って対岸にあたる「浜名区」は、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の舞台地となった、井伊谷城や龍潭寺などの史跡が残る歴史ある地域です。

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