災害は突然、予告なく起こるから…"防災のプロ"が肌身離さず持ち歩く【命を守る】必携アイテム11

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

マスクは、コロナ禍以来ずっと外出時に持っている方も少なくないようです。地震で家や塀が倒壊すると粉塵が舞います。マスクなしで歩くと、のどを傷め、肺をやられます。また、人が大勢いる場所に避難すれば、風邪やインフルエンザなどの感染症が心配です。ぜひ、不織布のマスクを持ち歩く習慣を続けてください。

④の飲料水も、熱中症予防などで持ち歩いている方も多いと思います。大地震が起きたとき、500mlでは十分とは言えませんが、とりあえず急場はしのげます。

非常食は、シリアルバーや一口サイズの羊羹、飴、小袋ナッツなど、お好みのものを入れておきましょう。食品には賞味期限があるので、ふだんから小腹が空いたときのおやつにして、食べた分を買い足してください。

交通機関がストップしたとき、外出先から家まで歩いて帰ることになるかもしれません。どこかで一晩過ごすことになるかもしれません。そんなときに、エネルギーを補充しなければ、疲れて動けなくなるかもしれません。

少量でカロリーを摂れるものがあれば、エネルギー切れを起こして動けなくなるようなことも防げます。また、食べ物を口にするだけで、ちょっとホッとするものです。

幅広い用途に使える「大判ハンカチ」と「ポリ袋」

大判ハンカチは、小さなハンカチに比べて、いろいろな使い方ができます。まず、マスク代わりになります。舞い上がった粉塵も、火災による煙も、多少は防げます。

大地震が起こると思わぬ怪我をして、ほうっておくと感染したり出血が止まりにくかったりします。大判のハンカチなら直接傷口に当てて圧迫して止血ができるほか、包帯代わりになります。

また、地震でどこかに閉じ込められてしまうことがあります。大判のハンカチに石などを包んでハンマー代わりにして窓ガラスを割ったり、何かにぶつけて大きな音(SOS)を出せたりします。

ハンカチを棒の先に結びつけて、隙間から旗のように出せば、「ここに人がいる」というサインにもなります。他にはどんな活用法があるでしょうか? 私が考えた一部をイラストでご紹介しました。皆さんもぜひ考えてみてください。

(出所:『防災のプロが自分でやっている防災法を1冊にまとめてみた』より)
次ページ「ポリ袋」の意外な使いみち
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事