「青学のミスコンで優勝→アナウンサーの道を諦める」 元ミス青山の27歳彼女が見たミスコンの"意外な実態"

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「アナウンサーやタレントって自分で衣装を選べないことも多いじゃないですか。それが良い悪いの話ではなくて、“自分の納得のいかない衣装”を着た自分が映像や写真に残ることを考えたときに、こだわりの強い自分には『合わないな』って感じたんですよね」

さらに、SNSに載せる写真を毎日考えたり、写真を撮るためにわざわざ出かけたりするのも性に合わず、一時期アナウンサーの道を考えたときに受けたボイストレーニングでは、「アナウンサーらしい声を出すのは向いていない」ということも悟った。

田本詩織さん
ミスコンを通じて見つけたのは「苦手なこと」だったと語る(筆者撮影)

「ミスコンに出たことで本当にいろいろな経験をさせていただいたので、自然と『自分の苦手なこと』がわかっていったんです。それは就活ではもちろん、今の社会人生活でも活きていると思います」

【写真18枚】本文中で紹介しきれなかった写真も!ミスコン優勝時や、かわいすぎる子ども時代の写真など

「やってみる」「経験してみる」から自己分析できる

筆者はこれまで数多くのミスコン出場者に取材を行ってきたが、取材を通して知ったのが「ミスコンに出た人全員がアナウンサーや芸能の道を目指しているわけではない」ということだ。

今回の田本さんのように、芸能への淡い憧れを抱いていても、ミスコン活動の中で軌道修正して、一般企業に就職する人も少なくない。

若いときは得てして、自分の適性はわからないものだ。その原因の多くは「人生経験の不足」であり、「やってみる」「経験してみる」ことでしか自己分析はできない。

そして、田本さん自身もミスコンに出てさまざまな経験を積んだことで、最終的に自分に合う企業を見つけられ、社会人としてのキャリアをスタートさせることができたのだろう。

では、田本さんは実際にどのような企業に入ったのか?

続く後編「青学のミスコンで優勝→アナウンサーの道を諦める」 元ミス青山の27歳彼女が見たミスコンの"意外な実態"では、大学卒業後の田本さんのキャリアから、現在のVCに入社するまでの背景にスポットを当てる。

田本詩織さんのインスタアカウントはこちら:@shiori_tamoto829
ワダハルキ ライター・カメラマン

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わだ・はるき / Haruki Wada

大阪のフリーライター・カメラマン。卓球好きが功を奏して大阪府立大学在学中にライター活動を開始し、現在も卓球メディア「Rallys」などに寄稿(自身の卓球歴は15年)。大学ミス・ミスターコンの取材も精力的に行う。

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