「ノー残業」を実現した会社は何をやっているのか…。「残業キャンセル界隈」を歓迎する会社の驚く実態

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実は社員の仲がいいのは、それを促す仕組みがあるからです。我が社は社員の懇親会に年間500万円の予算(グループ会社との合計)をつけています。懇親会の進め方もルールがきちんと決まっていて、愚痴大会や説教大会にならないようにしています。

他にも各事業所をGoogle Meetで常時接続して、場所が違っても気軽に話しかけられる状態をつくったり、サンクスカードのように他の社員の言動に感謝を示す仕組みも長年運用しています。

(画像:『残業ゼロのすごい仕組み』)

残業ゼロを支えるコミュニケーション

残業ゼロのすごい仕組み――生産性、新卒採用者、業績が右肩上がり!
『残業ゼロのすごい仕組み――生産性、新卒採用者、業績が右肩上がり!』(あさ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

コミュニケーションを促す仕組みと残業ゼロは、いっけん何のつながりもないように見えるかもしれません。

しかし、社員間の壁が低いからこそ、仕事の調整はもちろんのこと、残業ゼロに不可欠なカイゼン事例の共有、スキル教育といった取り組みがスムーズに進みます。

逆にいうと、残業ゼロを進める施策がうまくいかないのなら、社内コミュニケーションに原因があると考えたほうがいいでしょう。

後回しにせずにしっかり取り組むべき、大事なテーマです。

菊池正則 みらいパートナーズ代表取締役

株式会社みらいパートナーズ代表取締役、株式会社ロジックスサービス代表取締役、経済産業省推奨資格ITコーディネータ。大手メーカーでシステムエンジニア(SE)としてキャリアをスタートした後、運送会社の二代目社長として経営を引き継ぐ。

その後、独立して起業。DX化やIT経営に積極的に取り組み、社員教育に力を注いだ結果、残業ゼロの企業文化を確立。新卒採用においてはマイナビ仙台9年連続人気No.1の実績を誇る。東北では業界初のDX認定。300社超えのITコンサルティング、DX(デジタル・トランスフォーメーション)サポートサービス、そしてBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を提供し、経営者の課題解決をサポート。特に、経済産業省が推奨するIT コーディネータとして、実践的なアドバイスを行っている。

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