東大生《鬼滅の刃》炭治郎が無限城を落下する速度を暗算→水柱・冨岡義勇のヤバさに気付いた 少しだけ数字が好きになる「手抜き」計算とは

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ところで、秒速49mと言われても、なんだか速度がピンとこないのは私だけでしょうか。100m走なら2秒ちょっととなり、「人類最速」ウサイン・ボルト選手の9秒58を大幅に更新する大記録です。雑に考えても、ボルトのおよそ4.5倍。なんだかすごく速そうですが、車や電車と比べたらどうでしょうか?

気になってきたので計算してみましょう。分速や時速は、秒速を60倍していくことで求められますが、まずは分速から。炭治郎の瞬間的な落下速度は秒速49mだったので、式は49×60=2,940(m/min.)となります。1kmは1,000mですから、これはだいたい分速3kmくらいです。日常ではお目にかかれない速さですね。

でも、分速なんてやっぱり普段は見慣れません。ここは時速で見てみましょう。2,940×60で時速を求められますが、ちょっぴり面倒くさい。そこで、ここは少し雑に分速3kmと概算してしまいましょう。すると、

3×60=180(km/h)

と求められます。これは、国産自動車のリミッターギリギリの速度であり、実生活上では高速道路ですら拝めません。高速道路を爆走する車の、2倍近い速さで、炭治郎は落下していたのです。これはもう、握力云々だけではなく、反射神経の問題もある気がしてきましたね。

計算が速くなる「3つのコツ」

さて、ここまで私は無限城を落下する炭治郎の速さを計算で求めてきましたが、実は一切電卓を使っていません。もちろん、フラッシュ暗算とかそろばんとかを習っていたわけでもない。とある「計算のコツ」を知るだけで、誰でも暗算で計算できるようになれるんです。

今回紹介するコツは以下の3つ。

①10倍を作る
②難しい計算から逃げる
③「ざっくり」で求める

まず、「10倍を作る」から。私は最初、炭治郎の落下速度を物理公式「v=gt」にあてはめて、9.8×5の計算をしました。でも、小数点があると、なんだかしり込みしてしまいますよね。そこで、「10倍を作る」が効果を発揮します。

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