【スズキ初となるBEVの世界戦略車、価格は399万3000円からスタート】コンパクトSUVクラスの新型BEV「eビターラ」投入、後発からの追撃なるか

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また、ドライビングシートには10WAYパワーシートを採用。前後スライド、リクライニング、シートリフター、座面前端チルト、ランバーサポートなどの調整が可能で、好みのドライビングポジションに合わせやすい装備を持つ。

ほかにも、8スピーカーのプレミアムサウンドシステム「Infinity(インフィニティ)」、運転席と助手席の両方には3段階温度調節機能付きのシートヒーターなどを装備。これらにより、上質かつ快適な室内空間を味わえる。

リアシートと荷室

6:4分割で個別にシートスライド&リクライニングが可能なリアシート
6:4分割で個別にシートスライド&リクライニングが可能なリアシート(写真:スズキ)

一方、リアシートでは、6:4分割スライド機構とリクライニング機構を採用。シートのスライド量は160mm(16mm×10段)で、リクライニングの範囲は20度(2度×10段)。いずれも左右独立で調整可能だ。

荷室は、リアシートを最前列までスライドした状態で容量306L、最後列にした状態では238Lの容量を確保する。また、リアシートは4:2:4分割式で、センター部の背もたれを倒せば、長尺物を搭載した状態でもリアシートへ乗車することができる。さらに、バックドアはシルの高さを抑えることで、荷物の積み下ろしをやりやすくする工夫も施している。

パワートレイン

eビターラに搭載されているeAxleのイメージ
eビターラに搭載されているeAxleのイメージ(写真:スズキ)

パワートレインでは、モーター、インバーター、トランスアクスルを一体型にした「eAxle(イーアクスル)」を搭載。構成部品を一体とすることで、エネルギー効率を高めると同時にコンパクトな設計を実現する。

eAxleは、2WD車がフロントのみに搭載。4WD車では前後に2基搭載することで、よりパワフルな走行を味わえる。4WD車でとくに注目なのが「オールグリップ-e」。これは、新開発の電動4WDシステムで、4輪駆動車の大人気モデル「ジムニー」を擁するスズキが最もこだわった機能のひとつだ。

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