【備えない防災という新感覚キャンピングカー】日本特種ボディーの新作「エクスペディション ストライカー」フェーズフリー認証取得の真相

✎ 1〜 ✎ 188 ✎ 189 ✎ 190 ✎ 191
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
日本初のフェーズフリー認証を受けたキャンピングカー「エクスペディション ストライカー」
日本初のフェーズフリー認証を受けたキャンピングカー「エクスペディション ストライカー」(筆者撮影)

世界でも有数の災害大国である日本において、近年、注目を集めているのがフェーズフリーという考え方だ。これは、身のまわりにあるモノやサービスを、日常はもちろん、非常(災害)時にも役立つようにデザインしようというもので、2019年からはフェーズフリー認証という制度もスタート。認証を受けた商品が徐々に増えており、市場規模も拡大傾向にあるという。

【写真】キャンピングカー初のフェーズフリー認証を取得した、日本特殊ボディーの新作「エクスペディション ストライカー」(82枚)

キャンピングカー初のフェーズフリー認証取得

そんななか、キャンピングカーで初めてフェーズフリー認証を取得した新型モデル「エクスペディション ストライカー(EXPEDITION STRIKER)」が登場した。埼玉県を拠点とするコーチビルダー(キャンピングカー・メーカー)の日本特種ボディー(以下、NTB)が開発したこのモデルは、いすゞ自動車(以下、いすゞ)のキャンピングカー専用シャーシ「トラヴィオ(Travio)」をベースにした、高級感際立つキャブコン(キャブコンバージョン)と呼ばれるタイプだ。

キャブコンには、準中型免許以上の特殊な運転免許が必要な大型モデルも多いが、エクスペディション ストライカーは一般的なAT限定普通免許でも運転が可能。また、全長5m未満の比較的コンパクトなボディにより、幅広い層が運転しやすいことも大きな特徴だ。さらに、独自構造のオールアルミ製ボディなどは悪路走破性も抜群。被災時に道が寸断され悪路しか使えないときも、安全に支援物資を運んだり、避難場所への移動などができるという。

ここでは、そんなエクスペディション ストライカーを、NTB主催の「フェーズフリー認証取得キャンピングカー発表会」で取材。従来モデルと異なるその特徴や、フェーズフリー認証商品に選ばれたポイントなどを紹介する。

次ページ注目が集まるフェーズフリーとは
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事