そんなトラヴィオのメリットを最大限に活かしたのがエクスペディション ストライカーだ。ボディサイズは全長4955mm×全幅1800mm×全高3000mm。前述のとおり、より大型のビーカムをベースとする従来のキャンピングカーでは、全長5m超えが当たり前だったのに対し、ショートボディとすることで、幅広い層が運転をしやすい設定となっている。

室内の出入りは、エントランス用ドアが室内真後ろにあるため、横幅の狭い駐車場などでもアクセスしやすい。ドアを開き、昇降式ステップを登って室内に入ると、左側にキッチン、その奥に対面式ソファのあるダイネットなどが広がる。キッチンにある仕切り板には、ダイネットを見渡せる窓も付いており、一緒に旅をする仲間や家族との円滑なコミュニケーションがとれるようになっている。
さらに、室内右側は室内前方までまっすぐと伸びる通路となっており、そこにスキーやサーフボードなどの長尺物を積載することも可能。加えて、セカンド、サードの対面式シートに補助マットを連結させれば、フラットで広々としたベッドスペースを展開できる。運転席の上部にもバンクベッドが備わっており、就寝人数は全6名を確保。乗車定員は7名となっている。
フェーズフリー認証取得につながる3つのポイント

以上がエクスペディション ストライカーの概要だ。ここまでの情報だけであれば、キャンピングカーに詳しい人などは、一般的なモデルとあまり変わらないのではと思うかもしれない。たしかに通常のキャンピングカーでも、就寝スペースやキッチン、給排水設備や家電などを使える電源などを持つため、平時のレジャーだけでなく、災害時に役立つモデルも多いはずだ。
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