【スズキ初となるBEVの世界戦略車、価格は399万3000円からスタート】コンパクトSUVクラスの新型BEV「eビターラ」投入、後発からの追撃なるか

スズキは、100%電気で走るBEV(バッテリーEV)で、コンパクトSUVクラスの新型「eビターラ」を、2026年1月16日より国内販売することを発表した。
スズキの量産4輪車で初、同社BEVの世界戦略車第1弾となるのがこのモデル。とくに注目なのは、独自の「オールグリップ-e(ALLGRIP-e)」を採用した4WD仕様車の走りだ。名車「ジムニー」のレベルに近い高い悪路走破性はもちろん、舗装路のワインディングなどでも安定してパワフルな走りを実現。従来のBEVにはない爽快な乗り味を体感できるという。また、BEVの先進感とSUVの力強さを両立した外観デザイン、運転席側メーターとセンターの各ディスプレイを統合した「インテグレーテッドディスプレイシステム」なども採用。各部に「次世代のスズキ車」を感じさせる数多くの装備やアイテムを採り入れているという。
ここでは、そんなeビターラの詳細について紹介。価格面なども含め、スズキが将来的な主力商品と見据える同社製BEVの商品力や、今後の可能性などに関して考察してみる。
eビターラの概要
eビターラは、2023年1月にインドで開催された「Auto Expo」、同年10月に日本で開催された「ジャパンモビリティショー」などの展示会で公開したコンセプトモデル「eVX」をベースにした量産モデルだ。
市販仕様車は、2024年11月にイタリア・ミラノで初披露したあと、2025年1月にインドの「Bharat Mobility Global Expo 2025」でも公開。「スズキのBEV世界戦略車第1弾」として120以上の国や地域で販売する予定となっていることで、大きな注目を集めている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら