虎ノ門ヒルズ《森ビルのフードコート》で過ごす"超上品な時間"。「ヒルズ族価格」に圧倒されながら、豪奢な"未知の味"に挑戦してみた!

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気を取り直して、食べよう。イスラエル料理の方から。

フムスボロネーゼのプレート
2番人気だというフムスボロネーゼのプレート(筆者撮影)

イスラエルやトルコなどで食べられている、豆のペーストにさまざまな調味料などを混ぜたフムスのボロネーゼは、意外とフムスの塩味やパンチが効いている。

フムスボロネーゼのプレート
シンプルながら締めるところはしっかり締める、そんな感じ(筆者撮影)

これまた中東名物、中に具を挟んで食べるピタパン。ボロネーゼフムスと、付け合わせの野菜を挟んで食べてももちろんうまい。ポテトもそうだし、全体的に素朴な感じのプレートである。

ピタパン
これがピタパン(筆者撮影)
具を挟んだピタパン
挟んで食べるとこんな感じ(筆者撮影)

反対に香り立つのがラムのハンバーガーだ。

ハンバーガー
揚げ茄子などたくさんの具材が乗っている(筆者撮影)

バンズをしっかりかぶせてかぶりつくと、香ばしい風味とラムの香りが鼻に抜け、最後にハーブがすっきりさせてくれる。ラムと茄子の組み合わせは初めて食べたが、悪くない。というか、めちゃくちゃおいしい。

聞きなれない「アリッサ」というのは北アフリカのスパイスで、豆板醤のようなものらしい。そこまで辛さは感じず、ラムの味と香りをしっかり引き立ててくれているような、そうでもないような……。ヒルズ族ご用達の複雑な味わいは、まだ私には早いようだ。

ハンバーガー
ナイフとフォークなんか使わず、かぶりつくのがハンバーガーの醍醐味(筆者撮影)

最初はビールの量に戸惑ったが、フードはいずれも2000円弱と考えれば、べらぼうに高くはない。席の居心地も良いし、なかなか完成度の高いフードコートではなかろうか。と満足感に浸っていると、スタッフの人が食べ終えた皿を下げてくれた。最近はこういうサービス付きのフードコートが増えている。

ちなみに夜は、メニューの提供もスタッフがしてくれるのだとか。ふらっと立ち寄るのも良し、めかしこんで楽しむもよし。1粒で二度おいしいフードコートである。

【2025年9月16日16時15分追記】初出時の記述に誤りがありましたので、上記の通り訂正しました。

【もっと読む】大阪・梅田《フードコート激戦区の絶対王者》「ウメダフードホール」が楽園だった。美食からガッツリ系まで揃う《地下のオアシス》を大満喫! では、大阪・阪神百貨店にあるフードコートを、フードコート愛好家の鬼頭勇大さんが探訪、豊富な写真とともにその魅力をお伝えしている。登録すれば本連載の最新記事が届くこちらの「著者フォロー」ボタンから。
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鬼頭 勇大 フリーライター・編集者・フードコート愛好家

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者・フードコート愛好家。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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