虎ノ門ヒルズ《森ビルのフードコート》で過ごす"超上品な時間"。「ヒルズ族価格」に圧倒されながら、豪奢な"未知の味"に挑戦してみた!

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虎ノ門ヒルズの誕生は、同エリアに対するオフィス街以外としてのニーズを開拓するきっかけにもなっている。かつて虎ノ門ヒルズの企画に携わった森ビルの担当者に取材したことがあるが、いわく「以前は平日こそ賑わうが、土日は閑散としたもの」だったという。

しかし、名だたる飲食店を誘致した虎ノ門横丁をはじめ、虎ノ門ヒルズではビジネスユースにとどまらない活用法を提案したため、開業以降は見違えるように土日の人出が増えたと嬉しそうに語っていた。

「フードコート」をうたっていないが実態は……

今回訪問する「T-MARKET」も、間違いなくそうした虎ノ門エリアの週末利用を下支えしている。

T-MARKETがあるのはステーションタワーの地下2階。広々とした「ステーションアトリウム」という駅前広場に隣接している。

ステーションアトリウム
非常に開放的なステーションアトリウム。ここが地下とは思えない(筆者撮影)
T-MARKET
公式的には「フードコート」ではない、T-MARKET(筆者撮影)

ちなみに、公式によればT-MARKETは「飲食・食物販・物販から、サービス・イベントスペースまで、個性的な27店舗が有機的に共存する、食を中心としたコミュニティ」。森ビルらしい、強いメッセージ性を感じる。

要は決してフードコートとはうたっていないわけだ。とはいえ、区画の中にある全600席超のうち140席ほど「T-MARKET PUBLIC TABLE」と名付けられた座席があり、T-MARKET内にある飲食店のフードやドリンクを楽しめる。各座席にはモバイルオーダー用のQRコードも置いてあり、給水機もあるということで、フードコートといっても差し支えないだろう。

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