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ライフ #食品の裏側&世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはん

「ハンバーガーは本当に体に悪い?」食の安全の専門家、驚きの回答

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  • 安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事
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「加工デンプン」は一般のデンプンに比べて「粘り」「とろみ」「弾力」などの特性があるため、食品加工において非常に使いやすいのです。

パンだけでなく、お菓子、冷凍食品やレトルト食品、ベビーフードなど幅広く使われています。

餃子の皮やうどん・そばの打ち粉としても使われます。皮や麺同士がくっつかないし、機械製造において扱いやすく、非常に便利なのです。

しかし「安全性」という意味では、疑問符がつくと言わざるを得ません。

「安全性」が不透明にもかかわらず、公的規制がない

この12種類はそれぞれ反応させる化学薬品が全部違います。

そして12種類のうち、「ヒドロキシプロピルデンプン」「ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン」についてはEUでは幼児向けの食品への使用が禁止、あるいは使用制限がされています。いずれも安全性の評価が不十分という理由からです。

同様にアメリカでも厳しい使用基準が設けられています。一部からは発がん性を疑う声も上がっています。

日本でもこの2品目については日本ベビーフード協議会が自主基準を設けていますが、あくまで自主規制。国による公的規制ではありません。しかもベビーフード限定の話です。

そもそも「加工デンプン」というのはグループ名であり、「加工デンプン」と表示さえすればいいので、12品目のうち、何が使われているかは消費者には知る由もありません。メーカーも公表していないところがほとんどです。

ファストフードの「バンズ」ももちろん何が入っているのか、入っていないのか、私たちには知りようがありません。

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【ハンバーガーが大好きな子どもには】

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