「かに道楽」の動く看板は、1962年に初めて道頓堀に設置された。今やほかの支店にもあるが、やはり道頓堀本店の動くカニは、この地の名物としての存在感を今も発揮している。
もう一つの人気者、くいだおれ食堂の店頭マスコットだった「くいだおれ太郎」人形は、2008年の食堂の閉店により、現在は近くの中座くいだおれビル前に移転。
グリコ、カニ、くいだおれ人形、三者ともが昭和の戦前・戦後に発祥したものだが、今も道頓堀に欠かせないアイコンとなっている。

道頓堀のグリコサイン(1980年7月、吉野純治撮影)

かに道楽(1980年7月、吉野純治撮影)

くいだおれ太郎(1980年7月、吉野純治撮影)

かつては、えびの看板もあった(1980年7月、吉野純治撮影)
なんばと御堂筋
そしてミナミ(なんば)は南海電鉄、近鉄、阪神、JR、大阪メトロと鉄道各線の大ターミナルでもあり、その南海電鉄の難波駅と直結する場所には1978から1980年にかけて「なんばCITY(シティ)」が開業した。

なんばCITY(1979年10月9日、東洋経済写真部撮影)
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