過去の栄光に触れるのは「1年以内の実績」に限る…人気放送作家が自らに課す《ルール》の当然の根拠

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過去の栄光を語る自分を想像すると、ぞっとするという(写真:Ushico/PIXTA)
『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家としてデビューして以来、数々の人気番組を手掛けてきた野呂エイシロウ氏は「自分の過去の栄光に触れるのは、1年以内の実績に限る」というルールを自らに課しているといいます。
せっかくの実績なら2~3年前のものでもいいような気がしますが、なぜ野呂氏はそこまで厳しい制限を設けているのでしょうか。同氏の著書『「話がつまらない」をなくす技術』から一部を抜粋・編集する形で、その納得の理由をお届けします。

重要な役割を果たしている「フリ」

災害報道は、テレビメディアが最も大切にしている分野のひとつです。

被害の様子や規模をリアルタイムで目で確認できるのは映像メディアだけ。大雨で増水し、今にも堤防が決壊しそうな川がテレビに映し出されたら、流域の人に、急いで避難を呼びかけたくなります。

緊急時には、言葉で伝えるよりも現地の映像を見てもらったほうが話が早い。そこで早速中継を挟むことにしました。

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