政治的には実現しないかもしれないが、「論理的に実現可能で、今の日本にとって望ましい経済政策」を緊急提言する 

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転換点にある日本経済にとって、望ましい経済政策とは何か。筆者が緊急提言する(写真:つのだよしお/アフロ)

日本政治も分岐点にあるが、経済政策も同時に分岐点にある。

世界は経済構造の転換期にあり、それゆえ日本経済に対する政府の政策も転換しなければならない。

それにもかかわらず、日本政治も大きな分岐点にあり、それは止められそうもなく、同時に、転換点の日本経済に必要な経済政策と180度逆の方向に、日本政治の転換により引きずりこまれようとしている。これは二重の危機だ。

論理的に実現可能で望ましい経済政策を提言する

そこで、現在、論理的には実現可能で(しかし、政治的には実現しないであろう)望ましい経済政策を緊急提言する。

・政策目的は「物価を下げる」。
・実現のための手段かつ目的は「円高」。
・短期的な日本経済の経路は「インフレ抑制。生活コスト抑制。必需品への支出が金額でみて減る。可処分所得が増え、必需品以外の支出が増える。
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