「まだ残暑は続く…キンキンに冷えた水が必要だ!」無印良品の《1490円ペットボトルホルダー》炎天下の徹底検証、ワークマンのものと何が違う?

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ワークマン公式サイトの「保冷試験グラフ」によると、同社の製品を30℃±2℃の環境で使用した場合、4~5時間経っても5℃前後しか変化がないと記されている。

ワークマン
ワークマン公式サイト(著者撮影)

これに対して無印良品は、取扱説明書に「保冷効力:11℃以下(6時間)※ペットボトル使用時」「※気温、内容物、容量によって変動いたします」と書かれているだけ。ちなみに保冷効力とは一般的に、室温20℃±2℃の環境で、製品に4℃±1℃の冷水を規定量まで満たし、中栓をして縦置きにした状態で、一定時間(通常は6時間)放置した後の水の温度を測定するそうだが……。

私が知りたいのは「うだるような暑さ」の環境下での温度変化だ。

そこで私は無印ホルダーの「保冷力」を自分の目で、確かめてみることにした。

無印ホルダーの温度変化を記録。衝撃の結果に

まずは空のペットボトルに水道水を入れ、この中にホームセンターで購入した温度計を入れて、これを自宅の冷蔵庫で一晩冷やした。翌朝確認すると温度計は7℃を示していた……ので、冷凍庫に入れ直し、温度計が4℃になった瞬間に取り出して、無印良品のホルダーに入れた。これを自宅のベランダの日陰に放置した。

1時間ごとに温度計を確認し、これを記録に残した。なおこの日の神戸市は最高気温32℃。最低気温28℃。お昼の12時ちょうどに検証を開始して、夕方の18時に検証を終了した。とどのつまり私は今回の検証で、ワークマンの保冷試験グラフと比較できるよう、可能な限り実験環境を近づけたかった。

無印良品 冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー
検証中の写真(著者撮影)
無印良品
検証中の写真(著者撮影)

とはいえ気温や環境、ペットボトルの大きさなど、検証方法等により結果は大きく変わるかもしれない。そこで私はこの検証と同時並行で、「ホルダーを装備してない、むき出しのペットボトル」の温度変化についても10分ごとに記録に残した。

この比較ならば「外気温28℃~32℃の環境下で、無印ホルダーを使っている人と使っていない人の違い」「ただしホルダーを使っている人は、飲み物の残量を確認するため、何度かホルダーからペットボトルを取り出す」といった、私たち一般人が利用するシチュエーションから大きく外れない検証ができる。

次ページ4時間程度は冷たさを維持
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事