「まだ残暑は続く…キンキンに冷えた水が必要だ!」無印良品の《1490円ペットボトルホルダー》炎天下の徹底検証、ワークマンのものと何が違う?

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ネットで検索すると、「無印のペットボトルホルダーがSNSで話題になっている」という情報が目に入ってきた。Xの投稿には「想像以上の保冷力。半日以上ぬるくならない」「見た目がかわいい・かっこいい」「夏の最強アイテム」「フェスやライブで重宝している」など、高評価の声ばかり……。

無印良品 冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー
無印公式サイト(著者撮影)

スマホで在庫状況を確認したところ、全国にある無印店舗の約90%で「在庫あり」となっていた(本記事を執筆時点で、この数値は大きく変わっていない)。

私は胸をなでおろしながら無印良品へ向かった。

無印良品とワークマン、人気商品それぞれの「違い」

レジ横の目立つ場所に、お目当ての商品「冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー」は置かれていた。お値段は税込1490円。大きさは1サイズのみで、カラーは3種類(ダークブルー・白・シルバー)。真空断熱構造となっている。

無印良品 冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー
ざっと見積もって100個近く陳列されていた。人気と自信のほどが伺える(著者撮影)
無印良品 冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー
一般的な真空断熱構造とは、ステンレス板を二層にし、その層を真空状態にした構造のこと。外気温の影響を受けにくくなり、中身が冷たい場合は保冷効果が生まれる(著者撮影)

同製品を初めて手に持ったとき、私は「お? ワークマンのペットボトルホルダーより気持ち軽いかも」という感想を抱いた。その場で検索したところ、無印ホルダーは約250グラム(参照:無印公式サイト)。これに対してワークマンは約280グラム(公式には重量を発表していない)と言われており、つまり30グラムほど無印良品のほうが軽い。

両社の製品は「持ち手」にも違いがある。ワークマンの持ち手はゴム製で、サイズが広く、用途によって取り外しが可能。これに対して無印ホルダーの持ち手は、蓋と同じ素材で作られているので手触りはゴツゴツ。サイズは指3本が入るくらいの大きさで、取り外しも不可能となっている。

無印良品 冷やしたまま持ち運べる ペットボトル用保冷ホルダー
ちょっと狭くて持ちにくい(著者撮影)

ここまでの条件を比較したとき、私は値段が約500円安い点を含め、無印良品よりワークマンのほうが「コスパがよさそう」だと感じた。しかし、ペットボトルホルダーで最も重要なのは「保冷力」だ。ここを比較しないまま答えを出すのは、いささか早計過ぎる。

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