「ホントの秋葉原の住み方」を”秋葉原に住むことをテーマ”にした同人誌『秋葉に住む』を21年書き続ける達人に聞く
しげの「ただ、さまざまな問題を千代田区長に直接伝えられることはメリットです。人口が少ない分だけ区長との距離は近く、町会の集まりなどにも来られますので」
インバウンドであふれかえる街の、縁の下の力持ちも町会だ。
しげの「防犯・防災は町会の仕事の一つです。月に1回、客引き防止のパトロールを実施していますし、日曜日の歩行者天国の警備も町会などが中心で行っています」

変わる・変わらない秋葉原
20年以上、秋葉原に住んでいるからわかる魅力とは。
しげの「変わっていく部分と変わらない部分があるところです。PC、アイドル、カードショップなど、時代によって秋葉原の元気な業態は移り変わりますが、下町的な部分は頑固で変わらない」
頑固な部分があるから、実は基礎がしっかりしている。
しげの「ずっと何代も神田に住んでいるような方が少なからずいますし、老舗の店も残っています。変わらない部分が根底にあるのが秋葉原の面白いところですね。小さい稲荷神社があちこちにあり、町会の人が手入れしています」


しげのさんを慕う近所の友人も多い。
しげの「一緒に『秋葉に住む』をつくり上げてくれる人も秋葉原で知り合いましたし。いろいろなツテでご紹介をいただいて、今では近所の人を含めた、友だちを集めての飲み会も時々やっていますね」