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朝ドラ【あんぱん】やなせたかし、長所に気づくきっかけとなった手塚治虫からの電話とは

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

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イメージ(写真:umaruchan4678 / PIXTA)
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」が、放送回を重ねるごとに注目を集めているようだ。漫画家のやなせたかしと妻の暢(のぶ)をモデルにした物語である。やなせたかしといえば、子どもたちに人気の「アンパンマン」の作者として知られているが、ブレイクしたのは69歳のとき。30代でマンガ家デビューを果たして以来、長く不遇の時代を経験している。遅咲きだったやなせたかしは、いかにして飛躍したのか。『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。
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やなせが「子ども向けの仕事は難しい」と語るワケ

子どもたちに大人気の「アンパンマン」だが、作者のやなせたかしは、子ども向けの仕事を初めて頼まれたときには「子どものものは書けない」と一度は断ったという。

それでも出版社に熱心に頼まれるので、引き受けたところ、やなせが予想した通りに難航することになった。

当初は小学校3年生向けに書いていたが、それでも出版社からは「もっとグレードを下げてほしい」と何度もリテイクされた。

子ども向けの仕事の難しさについて、1987年1月17日、ラジオ第1「朝のティータイム」の出演時に、当時67歳のやなせは聞き手のアナウンサーに、こう語っている。

「今は3歳児とかね、そのへんも書いてるんですよ。難しいですねえ。3歳児なんて何も知りませんから」

この場合のやなせがいう「何も知らない」というのは、子どもは作者の属性や社会的な実績にごまかされない、ということ。こう説明を重ねている。

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