【ベトナム現地ルポ】マンション価格が5年で爆上がりエリアも! 日本も参画、10年で激変したマンション市場の最前線
かつては拡大する住宅需要に応えるために大量生産が求められていた。現在、住宅需要は「量より質」へ転換しつつあり、品質やデザイン、コンセプト(世界観)にこだわった物件が市場で高く評価されるようになっているそうだ。
評価されるのは「日本製マンション」の強み
高品質な建築技術、丁寧な仕上げ、高いデザイン性、コンセプト力、そして地震や火災への配慮といった「日本製マンション」の強みが評価されている。
さて、ここでベトナムにおける日系企業として、今回見学した4つの事例をご紹介する。
まずは、野村不動産と三菱商事が参画している、ベトナム最大手の不動産デベロッパー「ビンホームズ」による全体敷地271haの大規模タウンシップ開発「Grand Park プロジェクト」。住宅だけでなく、商業施設、教育機関、医療施設、公園などを複合的に整備する、2018年に始まった一大プロジェクトだ。
ホーチミンの中心部から直線距離で約20km(東京でいうと、東京駅から川崎駅や船橋駅あたりまでの距離)の場所にある。
区画ごとに段階的に開発が進められていて、野村不動産は特に分譲住宅事業の第2期および第3期開発フェーズに関わり、総戸数約2万戸超を供給している(竣工・引渡しは2022年から2026年にかけて順次行われている)。








