テレビCMも変わった! スバルが「レイバック」のイメージの一新を図ろうとするワケを確かめた

✎ 1〜 ✎ 124 ✎ 125 ✎ 126 ✎ 127
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

レイバックは、2023年10月に発売された。正式車名が「レヴォーグ レイバック」であることからもわかるとおり、基本シャシーは共用。ただし、車体のディメンションは少しずつ大きく、最低地上高はレヴォーグより55mm高い200mmが確保されていて、SUVとする向きもある。

距離を置いて眺めると車高が高められていることがよくわかる(写真:SUBARU)
距離を置いて眺めると車高が高められていることがよくわかる(写真:SUBARU)

SUVの定義はあいまいだ。なので“言ったもん勝ち”だが、全高1570mmであきらかにレヴォーグとの関連性を強調したレイバックは、ステーションワゴンといったほうがしっくりくる。

製品のポジションとして、「レヴォーグ」はスポーティ、新型「フォレスター」はSUV。レイバックはその中間で、上質性を持ちつつ、SUV的な要素とスポーツ性をバランスさせている、というのがスバルによる説明だ。

2024年12月に改良を実施

エンジンは1795ccの水平対向4気筒ターボ。リニアトロニックなる無段変速機(CVT)と、全輪駆動(AWD)システムの組み合わせだ。ちなみに、レヴォーグにも同じドライブトレインの仕様があるが、あちらには2.4リッターも設定されている。

最高出力130kW、最大トルク300Nmを発揮する1.8リッターターボエンジン(写真:SUBARU)
最高出力130kW、最大トルク300Nmを発揮する1.8リッターターボエンジン(写真:SUBARU)

レイバックのグレードは「Limited EX」のみ。カメラを積極的に使った運転支援システム「アイサイト」も充実。さらに渋滞時ハンズオフアシスト、アクティブレーンチェンジアシスト、料金所前速度制御といった機能の「アイサイトX」も搭載されている。

さらに、発売から1年を経た2024年12月に改良が施された。

改良点のひとつは、「ドライバーモニタリングシステム」と「ドライバー異常時対応システム」の連携の強化。

長時間ステアリングホイールを無操作でいるとか、わき見や居眠りでも、「ドライバー異常時対応システム」が作動するようになったという。

また、アイサイトにも手が入った。「車両中央維持制御」と「先行車追従操舵制御」を改良。

直線路の車線中央付近を走行中は、介入操舵がしやすいように軽めの操舵感とし、急なカーブや白線付近を走行している場合は、安全性を考慮して重めの操舵感を実現したという。

厚岸湾と厚岸湖の境にかかる厚岸大橋をゆく(写真:SUBARU)
厚岸湾と厚岸湖の境にかかる厚岸大橋をゆく(写真:SUBARU)

改良されたレイバックをドライブすると、静粛性が高いことと乗り心地がいいことと、そして室内が広いことを改めて実感。

エンジントルクもたっぷり感じられ、「長時間の旅行」や「動的性能と走行安定性」にすぐれるというスバルのうたい文句がよく理解できた。

次ページ意図せぬ動きをすることがない安心感
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事