ツアー客をアテンドするうえで気を使っていることは?
「球場でボブルヘッド人形がもらえるときは、旅行会社から『確保してほしい』と言われます。でも、絶対的な保証はできないので、緊張しますね。お約束できないので現場では『ボブルヘッド人形がもらえます』とは絶対に言わないようにしています。でも、そういう日は、お客様のほうが『絶対もらいたい』と行動が早くなりますね。
それから名物の『ドジャードッグ』については『MLBで一番売れていますが、イコール一番おいしいってわけではありません』とお話ししますが、結構受けるんですね(笑)」
筆者も「ドジャードッグ」を食したが、京セラドーム大阪の「いてまえドッグ」のほうがおいしいと思った。

ロサンゼルスは危ない町なのか?
Jayさんは、ロサンゼルス近郊のドジャース関連グッズの店舗にも案内をして、ツアー客から好評を得ていた。
「スタジアム内に公式ストアがたくさんありますが、いつも混雑しています。また日本人のお客様がお好きな細かい細工のグッズは、品ぞろえがそれほどありません。サンタモニカやハリウッドにお連れすることがあるんですけれども、公式ストアではなく公式グッズを売る個人のお店などで、小物をたくさん売っているお店があるんです。日本人が経営している店もあって、買いやすいのでご案内しています」

ドナルド・トランプ大統領になってロサンゼルスは、デモが起こるなど不穏な空気になった。球場周辺でも、過激な落書きを目にしたが、桜井氏は、この状況をどう受け止めているのか?
「日本の皆さんが思っているほど危ない町じゃないですよ、と言っています。デモがあった6月の一時期は、日本では、ロサンゼルス全部が危ないみたいに報道されたようですが、確かに危ないところもありますけど、そんなに怖がらなくてもいいという感じです。もう落ち着いてきましたね」
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