ひたすら考えた結果、何も出てこない。思考の悪循環です。実は人間の脳は、考えるだけではアイデアを生むことはできません。アイデアは既存の要素の組み合わせなので、脳の中にある既存の情報を、新しく組み合わせる必要があります。この脳内の情報の組み合わせが、考えるという作業では生まれにくいのです。
何もしないのも大切なステップ
先ほどご紹介したジェームズ・W・ヤング氏によると、アイデアを生みだすお作法とは次のステップです。
① 情報を収集する (._.)
② 考える (-_-)
③ 何もしない (´ε` )
④ ひらめく (・◇・)!
⑤ 煮詰まる(カタチになる) _φ(・_・)
①情報を収集して②考えるまでは、アイデアが煮詰まるやり方と同じですが、3つめのステップからが大きく違ってきます。
じっくり考えた後はその場から離れて、その仕事に関係することは何もせず、まったく違うことをする時間を作る。これが③何もしないステップ。アイデアを生みだす最重要ステップです。
まったく違うことをしているときに、脳は情報を整理する処理を開始。無意識のうちに脳内でいろいろな情報の組み合わせ処理が行われます。そしてあるふとした瞬間に「あ!」と新しい組み合わせを思いつく瞬間が訪れます。違うことをしているときに良いアイデアを思いつく、そんな経験ありますよね。これが④ひらめくステップです。
そしてひらめいたアイデアをベースに成果物を仕上げる。アイデアをカタチにするのが本来の意味での⑤煮詰まるステップです。
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