映画【国宝】に感化され、10年ぶりに《歌舞伎鑑賞》したら凄すぎた! 歌舞伎座で“市川團十郎”の舞に酔いしれた「最高の平日」を徹底ルポ
より歌舞伎そのものへの知識を深めながら、演目を理解して楽しめるので、絶対的におすすめ。開演前や幕あいにも、次の演目の紹介があり、入場したらずっと聴きながら行動するといいだろう。歌舞伎役者の化粧や表情の芝居といった細部を観るための双眼鏡とともに、歌舞伎鑑賞の必携アイテムだ。
開演前と幕あいに歌舞伎座の劇場空間を楽しむ
会場は、開演30分前に開場するので、その時間に入って歌舞伎座内を見学するといいだろう。
1階の受付から客席に向かう吹き抜けの間の「大間」は、緋色の絨毯に第四期歌舞伎座の開場時に誂えられた絵柄を再現し、歴史と伝統を感じさせる重厚な雰囲気に満たされている。

そこを通り、1階席に入ると上手と下手に桟敷席があり、舞台袖まで行って客席を振り返ると、左右に広がる1階897席、2階441席、3階470席の計1808席の景観に圧倒される。
開演前の場内は写真撮影OKだ。客席内は立つ場所によって景色が異なるので、早めに会場に入れば、歌舞伎座ならではの空間を楽しめる。
1階ロビーから吹き抜けになる2階の広間には、案内所や売店、ドリンクコーナーのほか、持参の弁当や飲み物を利用できる休憩スペースが設けられている。

3階には、歌舞伎演目や季節にあわせたメニューが名物のレストラン・花篭(192席)、和の内装でくつろげる懐石料理と松花堂弁当の吉兆(66席、予約のみ。1階桟敷届け弁当あり)が入る。せっかくなら食事も含めて歌舞伎を楽しみたいところだが、懐事情とも相談になりそう(金額は公式サイトで確認できる)。
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