「仕事はデキるのに…」異常で執拗なパワハラをする“ダーク・トライアド“と呼ばれる、職場のヤバい人たち

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たしかにこれを見ると、マキャベリストとサイコパスの復讐心の高さが見てとれる。やはり(不本意かもしれないが)、おかしなことで復讐されることがないように、できるだけやさしい態度で接する必要があるのかもしれない。

平気でウソをつくし、それが当然だと思っている

誠実さが見られないという特徴を持つダーク・トライアドは、「平気でウソをつくタイプ」だともいえるという。自分の利益になることなら、悪いことをしているという自覚もなく、悪びれずにウソをつけるということだ。とくにマキャベリスト傾向の強い人にはそういうところがあるようだ。

カナダ・トロントにあるアドラー大学院専門学校のニコル・アジズリは、464名の大学生に、短縮版のダーク・トライアドのテストを受けてもらったあとで、ウソをつく事例のシナリオを読んでもらったという。

「自分が履修している講義で、去年同じ講義を履修した友人が作成したレポートを、ほとんどそのまま剽窃して提出した」という内容のシナリオです。
友人のレポートをそのまま拝借して提出することは、許されることではありません。ところが、ダーク・トライアドの心理テストで高得点だった人は、そういう行為を悪いとは見なしませんでした。
(31〜32ページより)

ダーク・トライアドの人ほど、悪いことをしても「え、それのどこが悪いの?」という反応を示すそう。ちなみにアジズリは他にも悪い行為(麻薬の使用や無免許運転など)のウソも調べてみたそうだが、すべて同じで、ダーク・トライアドの人(とりわけマキャベリスト)の人が一番ウソをつくことが明らかになったと述べている。

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