「仕事はデキるのに…」異常で執拗なパワハラをする“ダーク・トライアド“と呼ばれる、職場のヤバい人たち

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その結果、「みんなやっている」と反論される可能性もあるだろう。しかし当然のことながら、それは本人の思い込みに過ぎない。だからこそ、「みんな」などどこにも存在しないことをわかってもらうべきなのだ。決して簡単なことではないにしても。

いつも世の中に不満を抱えている

「どうして私の人生はうまくいかないんだ」

「世の中はバカばかりだ」

などというように、ダークな性格の人はいつでも不満を抱えているという。そういうタイプの人は、どこにでもいるものである。

イランにあるアッラーメ・タバータバーイー大学のネイサー・アガババエイは、短縮版のダーク・トライアドを測定する心理テストを受けてもらう一方、主観的幸福度尺度と呼ばれるテストにも答えてもらったのだそうだ。

主観的幸福度とは、人生満足度を測定するテスト。「他の人にくらべて、私はとても幸福だ」といった質問項目に答えてもらうことで、本人の満足度を測定するのである。

その結果、ダーク・トライアドのうち、特にサイコパスとマキャベリストの度合いが高い人ほど幸福や満足を感じにくいということがわかりました。ナルシストだけは、幸福や満足を感じやすいこともわかりました。
(25ページより)

このことに関連し、著者は「愚痴や不満ばかりを口にする人ほど、仕事もうまくいかない」と指摘している。

カナダにあるケープ・ブレトン大学のスチュワート・マッカンが、14万人を超える人のツイッター(現、X)のつぶやきと、その人の社会経済的地位との関連性を調べた結果、うまくいっている人ほどポジティブなつぶやきをしており、うまくいっていない人ほど愚痴っぽいつぶやきが多いことがわかったという。

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