あくまでも、表向きは魅力的な人。上司や一部の同僚からの評価が高いというケースも少なくない。ところがそんな“表の顔”とは違う“裏の顔”を持ち、裏では平然と人を傷つけたり、陰で特定の誰かを追い詰めたりする。
問題は、普通の人には裏の顔をなかなか見破ることができないことだ。そのため気づいたときには、すでに職場が混乱し、取り返しのつかない状況になっていることもあるのだ。
だとすれば、ダークな人の基本的な傾向を知っておきたいところではある。はたして彼らには、どんな傾向があるのか。本書のなかから、いくつかを抜き出してみたい。
無意識に自分の行為を正当化する
ダークな性格の人は、普通の人ならしない不誠実なことをするのも厭わない。理由は、「悪いことをしているのは自分だけではなく、多かれ少なかれ、誰だって似たようなことをしているはずだ」と思い込んでいるからだ。
思いのほかシンプルな発想だが、そうやって自分の行為を正当化しようとするわけだ(おそらく無意識のうちに)。
なんにせよ、悪いことをしている人には「それは悪いことだ」と理解してもらう必要がある。その結果、「みんなやっている」と切り返されたとしても、「それでも悪いことは悪い」と伝えるべきだ。
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