「仕事はデキるのに…」異常で執拗なパワハラをする“ダーク・トライアド“と呼ばれる、職場のヤバい人たち

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あくまでも、表向きは魅力的な人。上司や一部の同僚からの評価が高いというケースも少なくない。ところがそんな“表の顔”とは違う“裏の顔”を持ち、裏では平然と人を傷つけたり、陰で特定の誰かを追い詰めたりする。

問題は、普通の人には裏の顔をなかなか見破ることができないことだ。そのため気づいたときには、すでに職場が混乱し、取り返しのつかない状況になっていることもあるのだ。

だとすれば、ダークな人の基本的な傾向を知っておきたいところではある。はたして彼らには、どんな傾向があるのか。本書のなかから、いくつかを抜き出してみたい。

無意識に自分の行為を正当化する

ダークな性格の人は、普通の人ならしない不誠実なことをするのも厭わない。理由は、「悪いことをしているのは自分だけではなく、多かれ少なかれ、誰だって似たようなことをしているはずだ」と思い込んでいるからだ。

思いのほかシンプルな発想だが、そうやって自分の行為を正当化しようとするわけだ(おそらく無意識のうちに)。

たとえば、勤務時間中に喫茶店でサボっている人がいるとしましょう。
サボっていることがバレたら、会社の就業規則にもよりますが懲戒処分を受ける可能性も十分にあります。だから、みんなサボろうとしないのです。
ところが、ダークな性格の人は違います。「他の社員だって似たようにサボっているだろうから、自分だってサボってよいはず」と考えます。むしろ、サボらないほうがおかしいとさえ考えているかもしれません。
(14ページより)

なんにせよ、悪いことをしている人には「それは悪いことだ」と理解してもらう必要がある。その結果、「みんなやっている」と切り返されたとしても、「それでも悪いことは悪い」と伝えるべきだ。

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