「夜型人間ほどパワハラの傾向が」職場のヤバい人の超意外な特徴とは

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パワハラ
あなたの周りにも、「ヤバい人=ダークな性格を持つ人」はいませんか?(写真:mits/PIXTA)
「なんであの人、いつも人の足を引っ張るの?」
「なぜあの上司は、そこまで執拗に攻撃してくるんだろう?」
職場にはさまざまな人がいますが、中には「執拗なパワハラを行う」「陰で同僚や後輩をいじめる」など、組織に深刻な悪影響を与える“危険人物”が紛れ込んでいることがあります。
あなたの周りにも、そうした「ヤバい人=ダークな性格を持つ人」はいませんか?

実のところ、職場のヤバい人に共通して見られるのは、大きなカテゴリーで言うとわずか”3つのタイプ”に集約できることが最新の研究でわかってきました。
そんなダークな性格の持ち主のことを、心理学では、「ダーク・トライアド」と呼びます。
新刊『職場のヤバい奴の頭の中』は、そんな「職場にいる、組織にとって危険な人物」を心理分析し、その対処法を探る一冊です。
以下では、本書の中から、「ダークな性格の人の特徴」についてを紹介します。
なお、本文で紹介する「ダーク・トライアド」などの性格傾向は、心理学的な研究に基づいたものですが、これはあくまで統計的な傾向です。
周囲の人と良い関係を築くためのヒントとしてお読みいただければ幸いです。

朝に弱く、残業を周りにも求める

ダークな性格な人は、夜になってくるとテンションが上がり、元気になるという特徴が見られます。

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朝に強いのか、それとも夜に強いのかという分類のことを、心理学では「クロノタイプ」と呼ぶのですが、ダークな性格な人ほど、明らかに夜型です。

ポーランドにあるワルシャワ経済人間科学大学のピーター・ジョナサンは、ダークな性格かどうかを判別する心理テストに加え、クロノタイプを調べる19項目のテスト(たとえば、「朝起きてから30分は、どんな感じですか?」などの項目で測定する)を受けてもらい、両者の関連性を調べてみました。

すると、サイコパスとマキャベリストには、明らかな夜型の傾向が見つかりました。

ナルシストに関しては明確な関係は得られませんでしたが、ダークな性格の3要素のうちの2要素で夜型だと判明したわけです。

仕事ができる人のクロノタイプを調べた研究では、ほぼ確実に朝型に軍配が上がります。

夜型なのに仕事ができる、ということはあまりありません。

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