英語が苦手で嫌いな人は、そもそも英会話をやりたいとは思わないことでしょう。「海外で仕事をしたい、留学したい、外国人と話したい」という動機の前には、「英語に対して抵抗感がない」という状態が前提としてあるのです。
海外渡航は、実はそんなに重要ではない
海外へ行き、刺激を受けることは、確かにあります。しかし、そう簡単に誰でも気軽に海外へ行けるものではありません。おカネも時間もかかります。仮に海外旅行に行ったとしても、旅行会社を通じての旅行であれば、至れり尽くせりで通訳もしてくれるため別に言葉の面では困りません。
また、自分より英語ができる人が、そばにいると、依存心が出て自分は控えてしまい、できる人がすべてコミュニケーションをとってしまいます。つまり、英語を話さずとも海外旅行は成立してしまうことが多いのです。海外へ行き、それが刺激となって英会話習得の道に進む場合は、次のような条件が揃ったときです。
この3つが同時に揃う確率は高くはないはずです。
日本の英会話学校で学び、英語が話せるようになった人もいるかもしれませんが、「高いおカネを払った割に、全然話せるようになっていない」と実感された方も少なくはないでしょう。
私は最近、英語を話せるようになりたいという人から、英会話を教えてもらえないかと頼まれ、指導したことがあります。2カ月後に海外に行くため、実質2カ月間のレッスンでした。しかしその2カ月で、一定の成果が出たのです(この方の場合、リスニングはある程度できていたため早かったのですが)。英会話の習得には、高いおカネを払って語学学校へ行かなければならないということでもないのです。
通常、ネイティブに教えてもらうと、できるようになるのではないかと希望を持ちますが、それは完全な間違いです。語学学校のネイティブは、指導のプロであるとは限りません。ただ英語が話せるというだけの人も多いのです。
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