日本で英語が話せるようになる「3つの条件」 ネイティブと話すだけでは無理!

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また、日本人から教えてもらえれば、どのようにすれば話せるようになるかというプロセスも、教えてもらえます。ネイティブは生まれてからずっと英語の環境で、はじめから英語を話しているため、どうすれば話せるようになるかは教えられません(私たち日本人が外国人に日本語を教えられないというのと同じ)。

もちろん実社会では、ネイティブと話すのですから、耳はネイティブの発音で作っておく必要があります。ただ、そのようなリスニング教材は、今やWEB上に無料でいくらでもあります。

中学の教科書を見直そう

2.(インプット段階)中学の教科書をマスターする(会話の教科書ではなく、中学の教科書1年~3年)

 

その際、ある程度の文法を知ることと、会話の表現を覚えることです。小さい子どもは別として、文法構造はある程度わかったほうが英文をインプットしやすいのです。しかし、あまり細かい文法に気を取られる必要はなく、アバウトでいいでしょう。そして重要なことは、会話文を覚えてしまうことです。繰り返せば覚えられます。忘れてもいいのです。まずは、一度は覚えましょう。

3.(アウトプット段階)会話の場を作る

 

やはり、会話をする場がなければ、絶対に語学は続きません。アウトプット無きインプットは無意味であるとだれしも心の中では感じているのではないかと思います。

ただし、会話の場といっても、聞いているばかりの時間ではなく、話す時間の方が長くなるように、相手にお願いしておくことが必要です。間違ってもリスニング能力向上の会話であってはなりません。なかなか場が見つからないときは、安い価格で会話ができるオンライン英語学校を利用すればコストもそれほどかからず、スピーキングの機会を作ることができます。

以上の3つの条件を満たせれば、必ず話せるようになります。それほどおカネはかかりません。あとはやるかやらないかだけです。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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