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不機嫌ハラスメント=「フキハラ」は職場にも家庭にも。「ただテンション低いだけ」でもフキハラ認定? "不機嫌さん"に見えるかチェック

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そして、怒りやイライラなどの感情が表出しているわけですから、相手からのシグナルということになります。もしかすると相手はそれを出すことで言うことを聞かせようとしているのかもしれないし、こちらの行動を変えさせようとしているのかもしれません。そういう理不尽なフキハラを受け入れてしまったら相手の思うツボです。

フキハラをしてもこちらが動じないとなれば、相手も戦略を変えてくるでしょう。ただ、なかには本当に何も考えず、動物的に不機嫌な態度をとる人もいます。

怒りのコントロールができない相手の場合、こちらの言動を理解しようともしていないことが少なくありませんし、こちらがどれくらい嫌なのか、つらいのかをはっきり伝えないと気づかない可能性もあります。

嫌なことがあるとすぐ態度に出しちゃう人って、それによって相手がどれだけしんどい思いをしているかまで頭が回っていない可能性がありますから。

精神的DVにもなるパターンも

とはいえ、家族を無視して口をきかないというのは、場合によっては「精神的DV(ドメスティックバイオレンス)」にもなります。「フキハラ」というと言葉が軽くなり、何でも「フキハラ」で片づけられてしまいがちですが、無視したり、舌打ちしたり、怒鳴ったりというのはフキハラというより精神的DVでしょう。

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そうなると難しいのは、「じゃあ、どうする?」ということ。法でとがめることができるかというと、そうはできない人が多いという残念な現実があります。

家族として共同体生活が成り立たないような相手であれば、本当は一緒にいること自体が間違いなわけですが、そこで離婚できるかというと離婚できない人が多いのも現実だと思います。

でも、どんなひどいことをしているのか相手が本当にわかっていない、事の重大さに気づいていない場合もあるので、伝えられるならしっかり伝えていくことは大切です。

またそういった行動は、自分には大切にされる価値があるということを再確認することにもつながります。伝える際に大事なのは、自分を主語にすること。相手を主語にして「あなたはこうです」と責め立てると、相手は「そんなことない」と、ますます怒ってしまうでしょう。

だから自分を主語にして「私はつらい」「私はこう思っています」、それだけをしっかり伝えるに限ります。

まとめ:フキハラをする本人を主語にして責めるのではなく、「私はこう思っている」と自分を主語にして伝えましょう

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