【Netflix「イカゲーム3」】全世界No.1視聴回数なのに“否定的な声”が目立つ真因/オスカー俳優起用で「アメリカ版イカゲーム」の期待も!

✎ 1〜 ✎ 140 ✎ 141 ✎ 142 ✎ 143
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

彼女の登場そのものが話題になる中、次なる憶測まで広がっています。それはブランシェットがアメリカ版「イカゲーム」に出演するというものです。

Netflixは公式発表していませんが、アメリカで「イカゲーム」のスピンオフ制作プロジェクトが進められているという噂があります。ハリウッドの大手業界誌Deadlineなどがこれまで何度となく報じ、そこにはクリエイター陣の名前が挙がり、具体的な制作スケジュールまで記されていることで期待が高まっています。

その監督名を知れば、前のめりで盛り上がることに納得もします。日本でもファンが多い巨匠デビッド・フィンチャーです。映画『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』を代表作に持ち、冷酷な心理描写を描くのが大得意な監督ですから、「イカゲーム」との相性は良さそう。Netflixと独占契約を結んでいることが信ぴょう性を高めてもいます。

その上、フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でヒロインを演じたのがブランシェットという結びつきまであるのです。ブランシェットの“めんこ女”がただの偶然とは思えないのは当然なのかもしれません。

シーズン1超えのハードルは高かった?

「イカゲーム」
「主人公ギフンの物語が見事に締めくくられた」という肯定的な意見もある(画像:Netflix)

ある意味、最終章の中身がアメリカ版への期待を募らせているとも言えます。「シーズン1の満足度を超えなかった」という否定的な意見と、「主人公ギフンの物語が見事に締めくくられた」という肯定的な意見があるからです。

満足できなかった部分は確かにあります。シーズン3は重苦しい雰囲気が続きがちで、赤ん坊という存在を使って残酷さを加速させ、さらに儒教的な思想が加わります。これによってお腹いっぱいになる人はいそうです。

何より登場人物がステレオタイプになりがちだったことは残念な点だと思います。誰が善人で誰が悪人かがわかりやすく描かれていることで、死に方が予想できてしまうのです。登場人物のキャラクターの弱さが、続編の満足度を下げた一因になっているでしょう。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事