「汗だくのウーバー配達員が、百貨店の中で涼んでた…」 フード配達員を悩ませる夏の暑さ。対策の実態と、出前館とウーバーの注意喚起の違い
猛暑の厳しい今、熱中症対策として適宜休憩を取ることは完全に正しい。
ブルーカラーの仕事で、無理は絶対に禁物だ。私自身、ドリンクを1杯注文するなど、飲食店の中で休んだことが何度もある(配達報酬1件分が飲み物代で消えた、と肩を落としながら……)。
とは言え、暑いのは確かに暑い
マナーを守れていない配達員を見ると、そんなふうに内心苛立ってしまう私だが、とは言え、配達員にとって夏の暑さは文字通りの死活問題だ。

暑さ対策についての「違い」は、ウーバーと出前館、フードデリバリー大手2社の間でも如実に表れている。
前置きがやや長くなったが、本稿ではウーバー配達員たちの暑さ対策について語ってみよう。
ウーバーと出前館では適宜、運営から配達員へ「お知らせ」メールが配信されている。
例えば2025年6月、出前館では「熱中症予防対策 ポイント4選」と書かれたメールが配信された。具体的には「水分・塩分をこまめに摂取する」「正しい服装で配達する」「適度な休憩を取る」「適切な食事と睡眠を心がける」という内容だった。
ウーバーでは2024年7月に「稼働の際の熱中症対策」について書かれたメールが配信されている(おそらく今年も7月頃に配信されるのだろう)。具体的には、「『水分』をこまめに取る」「『衣服』を工夫する」「『休憩』をこまめに取る」という内容だった。

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