「SNSによる小党分立が加速したら」佐藤優と舛添要一が予測《7月の参院選》後の永田町。「無所属と政党公認では雲泥の差」経験者語る政党のパワー

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21世紀の独裁
次の参院選やその後の総選挙で、政権交代が起きる可能性は排除できません(写真:heisj/PIXTA)
2025年1月にアメリカ大統領に就任したトランプは関税引き上げ、カナダ合併などの提案・政策をぶち上げている。佐藤優元外務省主任分析官はそのふるまいを「皇帝」に準え、舛添要一元東京都知事は「ヒトラーやスターリンの手法と同じ」と言う。
20世紀は「独裁者の時代」と呼ばれ、人種主義はホロコーストなどの悲劇をもたらした。それらは二度の世界大戦を経て、過去の遺物となったはずだった。それがなぜ近年よみがえってきたのか。
時代の転換期を迎え、日本はどうすべきか。新著『21世紀の独裁』から一部を抜粋・編集しお届けする。

石丸現象をどう見るか──舛添

次の参院選やその後の総選挙で、立憲民主党をはじめとする野党勢力が今よりも強くなった時、そしてSNSによる小党分立が加速した時、自公に代わる新たな連立政権を模索する時代が来るのではないか。そんな予感がします。連立の組み換え、そして政権交代が起きる可能性は排除できません。

また、SNSを駆使した政治活動という論点で想起するのは、石丸伸二さんです。彼は広島県安芸高田市長を辞して、東京都知事選(2024年7月7日投開票)に出馬し、165万8363票を獲得しました。56人の候補者が乱立したなかで、蓮舫さん(元・民進党代表)を上回り、現職の小池百合子さんに次いで第2位になったことは周知のとおりです。

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