母は他メーカーのおしゃれ着用洗剤も何本か常備しているが、劣化させたくない大切な衣類を手洗いする際は、必ず「ドライニング」を使うという。さらにこんなことも言っていた。「洗濯機でガンガン洗う場合も、手持ちの洗剤とブレンドすると、シワが寄らず仕上がりがいい気がする」
コスパの高さも魅力
この商品を知って以来、筆者も革物やアイロンがけに自信のない衣類以外は、「ドライニング」で自宅洗いだ。他社製品では仕上がりがベッタリしてしまうものもあるが、これだとニットはふんわり、パンツはスッキリ、麻のシャツはナチュラルな風合いにと、素材が生きるように仕上がる気がする。
また、レーヨンのオシャレ着も、クリーニング店で「洗えない」と突き返された洗濯表示のないシルクの輸入ワンピースも、イケた。すべての工程をかなり手早く行ったので、ちゃんと洗えているかは謎だが、その後黄ばみや劣化も特に見られないので問題なし。ワンピースが若干色落ちしたのは悔しかったが、洗うかどうかの判断は自己責任なので不満はない。
筆者は台所用の中性洗剤でも手が荒れるタイプだが、これは素手で扱っても特に荒れたことはない。洗濯中にほのかに漂うオレンジの香りも好みだ。流行の香り系柔軟剤のようなニオイは苦手だが、無香料も洗った気がしなくて寂しいと感じる筆者には、ほどよい。しかも香りは乾けば消えてしまうので、クリーニング店に出した後のニオイが気になるような敏感な人も、快適に衣類を着用できるだろう。
時々、ほかのおしゃれ着用洗剤に浮気しても、結局「ドライニング」に戻ってきてしまうのは、コスパの高さも大きな理由のひとつだ。とにかくクリーニング代が激減し、節約になる。
同社の試算(2015年5月現在)によると、大手クリーニング店にスラックスを出すと1枚672円かかるが、「ドライニング」を使い水30Lで5枚洗うと1枚13円となり、659円もお得になるという。ダウンジャケットやこたつ布団に至っては、水30Lで1枚洗うと64円となり、それぞれ2036円、3086円の節約になるそうだ。
他社製品と比べるとどうか。筆者が愛用する液体タイプは、同社のオンラインショップで買うと1620円(税込)だ。他社の同量製品は300円前後で買えるものもあるため、高いと思うかもしれない。だが、使用量は水30Lで15mlと、安価な他社製品の約半分。長持ちするので頻繁に買う手間がないし、安く購入できれば他社と比較した割高感も軽減されるだろう。
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