丸の内キッテで売れまくるリゾットの秘密 フリーズドライはここまできた!

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お湯を注ぎ30秒で、イタリアンが完成!

「え? それ、全部買うの!?」

30代と思しき女性は、20個近い商品をお買い上げ。次に並んでいたOL風の女性も10個以上を会計に――。

ここは東京・丸の内のキッテ地下1階にある「アマノ フリーズドライステーション」。ブロックタイプのフリーズドライ(以下、FD)食品で業界シェア首位を誇る、天野実業のアンテナショップだ。今ここで、ニューフェイスの「リゾット」が急激に売り上げを伸ばしているという。

瞳を閉じて食べてみると……

アマノといえば味噌汁だが……

FD食品は、お湯を注げばすぐ完成! という手軽さが人気のインスタント食品。「アマノフーズ」ブランドの代表作といえば、「味噌汁」だろう。30年以上の歴史があり、ブロックタイプのFD味噌汁シェアはトップだ。スーパーやコンビニ、生協などでも取り扱いが多いので、購入したことがある人も少なくないのでは?

だが、同社のオリジナル商品は、スープやにゅうめん、丼、カレーなど、実は多岐に渡り、200種類以上もある。同店にも、100種類以上のFD商品がズラリ。ヒット商品はたくさんあるが、今、特に人気急上昇中なのが、「ビストロリゾットシリーズ」なのだ。

2014年3月に発売を始め、早くも「トマトとチーズ」は同店の2014年年間売り上げ2位、「3種のチーズ」は4位の座を獲得した。この2種は、2014年販売目標の2倍も売り上げたという。同年9月には、「ほうれん草とチーズ」と「カルボナーラ風」も発売。全種の販売実績は、117万食と目標の160%を達成した。

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