"ペット家族化"の時代でも「ペット可の賃貸物件は不足?」、現状を調べてみた。オーナーが感じるペット可物件の《メリットとデメリット》とは
また、LIFULL Home'sの調査で、ペット可物件への住まい探しをした経験がある約1000人に、「ペットがいることで不便を感じたり困ったりした経験があるか」を尋ねたところ、「ある」という回答が91.6%にも達した。
また、最も不便と感じたことは「ペット可の物件数が少なかった」(34.4%)だった。やはり探す側から見ると、ペット可の物件数が少ないと感じているようだ。
不便を感じたのは物件数だけでなく、「ペットの種類・大きさに制限があった」(24.3%)という要因もあった。ペット可物件に問い合わせても、ペットに制限があって希望通りの物件が見つからないということも多いのだろう。

一方で、ペット可物件はペット不可物件よりも、賃料は高いのに入居者は早く決まるというデータもある。LIFULL HOME'Sの掲載物件で調べたところ、ペット可はペット不可より平均賃料が3万4518円高く、平均掲載日数は16.6日短いということだ。ペット可物件に対するユーザーニーズの高さがうかがえる結果だろう。

物件オーナーがペット不可にする理由は?
ではなぜ、物件のオーナーはペット不可にするのだろうか。調査によると、最大の理由が「物件の破損や汚れが発生し、修繕費や回復期間が長くなる可能性があるため」(74.2%)だ。

無料会員登録はこちら
ログインはこちら