万年「肩こり」は危険信号! 仕事のパフォーマンスを下げる"国民病"の意外な原因と改善策

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肩を揉む女性
肩こりは日常生活に支障をきたし、仕事のパフォーマンスを低下させます(写真:Luce/PIXTA)
腰痛と並んで、日本人の“国民病”ともいえるのが肩こりです。肩こりを軽く見ていると、症状が悪化して腕のしびれや自律神経の乱れを引き起こし、仕事のパフォーマンスを著しく低下させてしまいます。本稿では『休養ベスト100 科学的根拠に基づく戦略的に休むスキル』より一部抜粋・再構成のうえ、対策の講じ方をご紹介します。

筋力の衰えが肩こりの大きな原因

肩こりの原因は大きく分けて、筋力不足、血行不良、精神的ストレスの3つがあり、複数の原因が重なって起きることも珍しくありません。

筋力不足で起きる肩こりは、頭や腕の重さを支えきれないのが原因です。私たちの頭は約5~6kg、腕は1本で約2~3kgの重さがあり、それを首や肩など多くの筋肉でバランスよく支えています。しかし、筋力が衰えるとそのバランスが崩れ、特定の筋肉に余計な負担がかかります。それがこりや痛みの原因となるのです。

特に女性は筋力が不足しがちです。筋肉のバランスの乱れは、肩こりだけでなく腰痛にも関係してきます。

血行不良による肩こりは、肩の周辺の筋肉を動かさないことが原因で起こります。筋肉の血行が悪くなることで老廃物が排出されにくくなり、こりが発生するのです。

血行不良を防ぐには、肩を中心に腕を大きく回す動的ストレッチが効果的です。デスクワークの合間に行うとよいでしょう。私も以前は肩こりに悩まされたことがありましたが、筋トレに加えて肩の周辺の筋肉を意識して動かすことで解消できました。

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