すると、マキャベリストとサイコパスは、恋人に対して不誠実であることがわかりました。ナルシシストには明確な関連性は見いだされませんでした。少なくともマキャベリストとサイコパスは、「僕にはキミだけだよ」などと甘いことを言っておきながら、もっと魅力的な人があらわれると、すぐに手のひらを返してそちらのほうに乗り換えようとするタイプが多いと言えます。当然ながら罪悪感を覚えることもありません。
アラヴィは、恋愛関係においてのダーク・トライアドの不誠実さを確認したわけですが、同じことはビジネスでも見られるのではないかと思います。
どんな業界でもそうだと思うのですが、義理堅くて、誠実な人ほど、仕事はうまくいくものです。言うことがコロコロ変わる人や、約束を破る人と一緒にお仕事をしたいと思う人はいません。
約束をするときは記録を残して自衛する
アメリカ・カリフォルニア州立大学のポール・シンドラーは、ある製薬会社の社員を対象に、どんな性格の人が職場の人たちから信頼されるのかを調べてみたのですが、1位は「誠実な人」(正直な人)でした。
裏表がなく、だれに対しても誠実な人ほど好かれるのです。
自分よりも地位が高い人にはペコペコしているくせに、地位が低い人にはものすごく尊大な振る舞いをするような人は、そのうちだれにも相手にされなくなります。そんな人にならないよう、読者のみなさんは誠実さを第一に考えるようにしてください。
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