"自由気まま"に生きるその姿にヒントがある…ネコに学ぶ「すぐにカッとなる自分を変える」方法

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逃げることは選択肢のひとつです。

アンガーマネジメントをアメリカで習う時、最初に教わる言葉があります。それは「RUN!」です。「走れ!」という意味ですが、「逃げろ!」という意味で使われます。

その場にいて良いことがないなら、さっさと逃げなさいと教わります。逃げることは大事な退却戦略なのです。

ドラマのタイトルとしても有名な「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざ。逃げることは人生を生きるひとつの知恵です。

(出所:『そんなに怒らニャくてもいいんだよ ネコと学ぶ心が軽くなる方法』より)

なぜか「機嫌が良い時」ってありませんか

【気づいていない「きっかけ」がある】

何をやってもうまくいく、別に何があるわけでもなく機嫌が良い、根拠があるわけじゃないけれどうまくいく気がする、なんだかとても気分が良い時ってありますよね。

『そんなに怒らニャくてもいいんだよ ネコと学ぶ心が軽くなる方法』(宝島社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

なんでそう感じるのか、思えるのか、実はよくわかりません。よくわからないから、そういう状態を忘れてしまうし、あの時はなんでうまくいく気がしたんだろう?と他人事のように思えてしまいます。

「調子が良い時」というのは突然空から降ってくるわけでも、誰かが持ってきてくれるわけでもありません。自分が気づいていない何かのきっかけから、調子が良いと思えるようになるのです。

問題はそのきっかけが何かわかっていないことです。調子が良いと感じた時、直前に何があったのか覚えておきましょう。誰かに会っていた、何かを見た、天気が良かった、好きな音楽を聴いた、ニュースを見たなどなど。きっかけがわかれば、調子の良い自分に戻りやすくなります。

調子が良い時に考えていることは何ですか? その時に考えていることを思い出してみることも、調子の良い自分に戻るきっかけになります。

(出所:『そんなに怒らニャくてもいいんだよ ネコと学ぶ心が軽くなる方法』より)
安藤 俊介 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 ファウンダー

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あんどうしゅんすけ / Shunsuke Ando

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し日本の考え方、慣習、文化に合うようにローカライズする。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行っている。

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