"自由気まま"に生きるその姿にヒントがある…ネコに学ぶ「すぐにカッとなる自分を変える」方法
人の怒りは、過去、未来、別の場所のことを考えると今よりもずっと大きくなることがわかっています。
過去とは原因のこと。「なんでこんなことになったんだろう?」「あんなことを言うのが悪いんだ!」と過去・原因を考えれば考えるほど、思い出し怒りで怒りが強くなります。
未来については何を考えているかといえば、不安と仕返しです。「また同じことが起きたらどうしよう?」「もし同じ目にあったら、次はこうしてやるんだ!」と、起きてもいない未来のことを考えて不安を大きくしたり、怒りを自分で膨らませたりしています。
これらは全部、ここではない別の場所のことです。逆に言えば、今、この場所のことしか考えないと、怒りは大きくなりにくいのです。
大人よりも子どものほうが基本的に無邪気でいられるのは、過去や未来や余計なことを考えず、今、目の前のことだけに意識が向いているからです。子どもって消防車が通ると「消防車!」とそのまま言いますよね。そんな感じで、目の前にあるものだけを言ってみて。今、ここに意識を向けられます。

「逃げる」をポジティブな選択肢に
そこにいて危ない目にあいそうになったら、あるいは、そこにいて良いことがなさそうだったら、さっさと逃げたほうがいいです。ネコはそこにいて良いことがなさそうだったら、すぐにその場から逃げます。ネコに限らず、あらゆる動物はそうです。
でも、なぜか人は、特に日本人は逃げることを良いことと考えていません。逃げることは卑怯、責任放棄、大人としてどうかと思うといった感じで、ネガティブなイメージがあります。
プライドが高く、逃げることができない人もいます。そういう人は、逃げることは負けることと思っています。
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