「私、オルカン派だから大丈夫!」 気づけば広がっていた「オルカンはリスクが低い説」はいったいどれだけ正しいか

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結果として、このような8資産分散型の投資信託は、各種ショックにおいても相対的に値下がりが少なく資産を守ることができます。

筆者は投資の相談を受ける際、個々の商品や市場のリスク・リターンの数値を頭の中でイメージしながら話しているため、相談される方がどの段階で誤解を生じさせているかがわかります。

そのため、オルカンのリスクが20%程度であること、7割の確率で期待リターンの±20%、95%の確率で期待リターンの±40%であることを説明します。

多くの人は「?」となりますが、一部の数字に強い方は、「結構動くね」という感想があり、一方で投資するなら資産が半減するかもしれないと覚悟している人からは「リスク20%なら全然大丈夫」という反応の人もいます。

このようにリスク許容度によってリスク20%の評価は分かれるものの、元本保証型の普通預金や実質元本割れしない個人向け国債などと比べると、はるかに大きなリスクであると思います。

いかがでしょうか。皆様のNISA口座の中身はどんな組み合わせになっていますか?

(当連載は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

この連載「FPはミタ!」では読者の方からのお悩み相談を受け付けております。FPの高橋さんにお金、資産運用関連で悩み相談をしてみたい方はこちらよりご応募ください。
高橋 成壽 ファイナンシャルプランナー

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たかはし なるひさ / Naruhisa Takahashi

寿FPコンサルティング株式会社代表取締役。慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、金融系のキャリアを経てFPとして独立。お金を増やす、お金を守るという視点でFPサービスを提供。30代40代の財産形成、50代60代の資産運用、70代以降の相続対策まで幅広い世代に頼られている。「ライフプランの窓口」を企画運営。著者に『ダンナの遺産を子どもに相続させないで』(廣済堂出版)がある。日本FP協会認定CFP。

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