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〈創業者と息子社長を直撃〉JINSが「松屋銀座の向かい」に新旗艦店出店…10年以上前から狙っていた超一等地に出店の背景は?

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銀座4丁目の大通り沿いに新旗艦店を出したJINS。創業者の田中仁会長によれば、10年以上前から憧れていた場所で、「3年前では出せなかった」という(撮影:尾形文繁)
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眼鏡チェーン大手のJINSは3月28日、東京・銀座にグローバル旗艦店を出店した。大通りを挟んではす向かいに松屋銀座、隣はアップルストアと、銀座エリアの中でもまさに一等地だ。
JINSを展開するジンズホールディングスは、創業者の田中仁会長CEO、長男である田中亮社長COOの2トップ体制で、世界展開を加速している。銀座店は日本発のブランドとして、世界中の外国人客にアピールする発信拠点となる。出店の狙いや今後の戦略を、亮社長COOと仁会長CEOに聞いた。

単一ブランドで世界首位を目指す

――銀座出店にあたって、最も重視した点を教えてください。

亮社長(以下、同) 目的はグローバルでJINSブランドを発信すること。海外では東南アジアを重視していて、大事なのは店舗の立地、いい商業施設に出せるかということだ。

銀座でもいちばんいい場所で発信し、世界中の人にいいブランドだと思ってもらいたい。デベロッパー(開発業者)へのアピールも狙っている。商品も接客もデジタルのサービスも、いちばんいいものを提供したい。

――9万円の限定商品もありますが、6600円の商品も置くなど、通常店舗と品ぞろえは大きく変えていません。

「JINSはこんなブランドだ」と発信する店だからだ。JINSは別に高級店ではなく、多くの人の生活をよくしていくブランドだ。

ただ、日本発のグローバルブランドという点と、伝統や技術を伝えることにはこだわっている。いま僕が着けているこの限定品も、福井・鯖江(眼鏡の名産地)でしかできない技術を詰め込んでいる。

――昨年に、単一ブランドとして世界トップを目指す長期目標を掲げました。ただ、世界最大のアイウェア企業、エシロールルックスオティカなどは複数のブランドを抱えています。また、複数ブランドを扱う小売りチェーンもあり、世界トップの基準が見えにくいところがあります。

単一のSPA(製造小売り企業)ブランドとして、だ。ユニクロなどもZARAやH&Mを競合としており、ターゲットやウォルマートを相手にしているわけではない。SPAブランドとして世界一を目指す。インドのレンズカート、アメリカのワービーパーカーなどに勝たないといけない。

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