投資で負ける人がやりがち「5つの悪癖」とは何か 「慌てて利益確定」「目移り」…あなたは大丈夫?

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普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
年率5%のリターンがあれば、長期の積立投資によって立派な勝者になれます(写真:タカス/PIXTA)
「私たちはもう、『お金について考えよう』にウンザリしている」
帯にそんな惹句が書かれた異色の投資本『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』が刊行された。
著者の桶井道氏は、「その気持ちは、間違いなく正しい」と断言する。そして「資産運用では、いつまでも『普通の人』でいることが大切」だという。
ここでは「投資で負ける人」がやりがちな、「5つの悪癖」を紹介してもらう。

個人投資家は「長期・積立」投資で十分

トランプ2.0が始まりました。「関税発言」がたびたび見られて、株価の上下動が激しくなっています。

普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門
『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします(本稿では株式投資についてご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願いいたします)

投資をしている人はドキドキしてしまうことがあると思います。これから投資を始める人は二の足を踏んでしまうかもしれません。

とはいえ、短期的な動きに過度な不安を抱く必要はないと私は考えます。米国株の歴史を見ますと、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500など主要な株価指数は、ときに金融ショックに見舞われながらも、長期的には高値を更新して右肩上がりであり続けました。

そこに着目すれば、不安はある程度解消できると思います。私たち個人投資家は長期投資をすればいいのです。

過去の長期的な運用成績がよく、年率5%の複利運用のポテンシャルがある「正しい投資信託」を選択して、積立投資の自動設定を行う、つまり「仕組み化」するだけで、負けない投資になる可能性が高いです。

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