岸田内閣は2023年を「資産所得倍増元年」とし、「貯蓄から投資へ」のシフトをすすめています。そうはいっても「かえって資産が減ってしまうのでは」「何から始めたらいいの?」「リスクをとるのは怖い」などと不安に思う方もいるのではないでしょうか。
投資初心者は、いったい何から始めたらいいのか。『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の著者の1人、藤吉豊さんが、100冊の書籍に書かれてあった内容をもとに、初心者にもおすすめの「投資の始め方」を紹介します。
お金のプロたちの考え方には共通点がある
僕たちは今回、お金の増やし方について書かれた名著を「100冊」精読し、そのエッセンスをまとめるという作業を行いました。その結果、わかったことがあります。それは、「お金のプロたちの考え方には共通点があり、プロの多くが認めるお金の『増やし方』『貯め方』『使い方』(=共通のノウハウ)がある」ことです。
共通のノウハウの中には、「これから投資を始めたい人」が知っておくべきポイントと投資の心構えが、それぞれいくつか紹介されていました。ここではその中から、最も大切なポイントと心構えをお話ししていきます。
今回、最も多くの名著がすすめていたのは、「分散投資」でした。分散投資とは、株式と債券、国内と海外など、複数の投資先に時間をずらして投資をすることです。すべての資産が一度に減るリスクを低くできます。投資にはリスクがつきものです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら