投資で負ける人がやりがち「5つの悪癖」とは何か 「慌てて利益確定」「目移り」…あなたは大丈夫?

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もし、パフォーマンスを上げるために、他の投資信託を探すとしましたら、乗り換えるのではなく「コア・サテライト戦略」をご提案します。

コア・サテライト戦略とは何か、簡単に説明しましょう。コアは守りの資産(投資)で、長期では安定的なリターンが期待できる商品を対象とします。サテライトは、攻めの資産(投資)で、コアよりリスクを取ることで高いリターンを求める商品を対象とします。

コアで平均点を取り、サテライトで+αを狙い、全体では平均点の上を目指すということになります。コアとサテライトの比率は、コアを70%以上にするのが一般的です。

具体的には「正しい投資信託」をコアとして、サテライトに「よりリスクを取って、より高いリターンを求める投資信託」をトッピングするということです。

そのためには、新NISAの積立投資枠の対象となる約300銘柄の投資信託のなかから、優良な銘柄を選ぶ目が必要になります。

投資に「面白み」を求めるのは失敗の元

悪癖3:別の投資法に目移りする

投資信託の自動買付では、まったく面白みがないと思います。完全なる「仕組み化」ゆえに、何もしなくていいので、恐ろしいくらいツマラナイものです。

何もせずに利益が上がったのだから、積極的に何かすればもっと成績があがるのではないだろうか、きっとそのほうが楽しくもある……と思う。これは誰もが通る道です。

確かに、個別株への投資であれば、より高いパフォーマンスを追求できる可能性があります。私も個別株メインで投資して利益を上げてきました。

しかし、そのためには、株式投資について、また業界や銘柄の分析について、勉強が必要になってきます。投資信託のようにほったらかしでは成績はあげられません。

勉強や投資に多少なりともリソースを継続的にあてる余裕があり、かつ個別株ゆえのリスク(業績不振や不祥事などで暴落するリスクなど)を背負う覚悟があるのであれば、個別株投資で「勝ちにいく投資(ただし負けるリスクあり)」も一案ではあります。

そうでなければ、負けない投資で十分だと思います。個別株に挑戦するにも、前述のコア・サテライト戦略をお勧めします。

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