要注意!若手にはゼッタイに使えない「老害・NGワード」。無意識に使ってしまう言葉と言い換え例

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NGのプレートを持つスーツ姿の若者
(写真:freeangle / PIXTA)
40~50代のビジネスパーソンにとって、部下との「会話力」は組織内で生き残るための必須条件。『週刊東洋経済』5月31日号の第1特集は「最強上司の会話力」だ。
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会話を通じて円滑な人間関係を築くには、守るべきことがいくつかある。大前提は、言われた人がどう感じるか。言った本人に悪気はなくても、相手の受け取り方を考えながら話さなくてはいけない。

無意識に相手との距離を生んでしまわないために、避けるべき10の「老害・NGワード」を紹介したい。

まず「私が若い頃は」。私も若い人と話すとき、つい出てしまいそうなので、意地でも言わないようにしている。昔と今の世代を比較しても意味はない。あくまで現状に焦点を合わせて「今はどうなの?」と問いかけるほうがいい。

「今の若い子は」も避けるべきだ。十把一絡げにされるのは誰にとっても気持ちのよいものではない。あっさりと「あなたは」でいい。

恩着せがましくしない

3つ目は「あなたのためを思って」。万が一トラブルに発展したとき、上司が責任回避しているように聞こえる。「自分は悪者になりたくない」との気持ちが込められていて、恩着せがまく、押し付けがましい。

遅刻した部下に対して「君のためを思って言うけど、ビジネスパーソンとして遅刻は最低のマナー違反だから……」とくどくどしく言わないで、「私は時間を無駄にしたくない。同行するときは遅刻しないでほしい」と注意する。

「聞いていない!」。頭越しに話が進むのに我慢がならない、はしごを外されたとの思いがあるとき、このワードが出てくる。それは部下の責任であり、「まず俺の耳に入れておけ」と言いたいのだ。言いたい気持ちはわからなくはないが、ここはグッと抑えて「今からできることある?」と前向きに接してほしい。

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